2020年3月31日

天気:出勤と退勤時に小雨が降っていた 暖かかった

 

 今日で今年度の業務が終わった。明日からまた新しい年度が始まる。うちの職場は3月30日で臨時採用の職員の雇用が切れるのと、かなりの職員が有給を使うのでいつもの3分の1くらいの人数で一日を過ごした。普段と違い騒ぐ人やおしゃべりが止まらない人がいなかったのでとても静かで、当たり前のことに違和感を感じるという不思議な感覚の中で仕事をしていた。

 

 一応明日から新年度なので今年度を少しだけ振り返ろうと思う。自分の仕事ぶりは真面目さをキープして何事にも全力で当たれたと思う。いろんな方からたくさん褒められた1年だった。できないことや抜けていたところのフォローをたくさんしてもらったが、自身のできることもたくさん増えたので他の職員のフォローもたくさんできるようになった。

 職場環境は最悪だった。たくさんの人災と天災に見舞われた。理不尽に見舞われ、二転三転する状況に振り回されたがみんなで頑張って1年を乗り切ったと思う。詳細は書きたくない。

 

 仕事を始めて驚いたことは、人から悪意を向けられたことや悪意を持った人と関わった経験が少ない人がとても多かったことだ。人を信用することはとても大事なことだが、そこまでの関係性が作れていない人を無条件に信頼している人があまりにも多い。”悪意を持った”人に知られたらアウトなことを平気でするし、言う。面白がる周りは止めない。結果、なにかの拍子に人の悪意に触れて心が折れてしまう人を何度も見た。普通にしていれば防げたことなのに。

 ぺーぺーのぺーである自分はそれを見たときに諫めたり拒否したりすることができないので、危なくなりそうだったら自分に火の粉が降りかからないように距離を取って、スポットライトが当たりそうになったら苦笑いでやり過ごす。僕は先達に教えるような大層な人間でも年齢でもないし、先達もまた僕のようなひよっこから教わるような歳ではない。

 

 

 帰り道、信号待ちで橋の上で停車していると、犬の散歩をしていた男が橋の上からゴミを投げ捨てているのが目に入った。悪びれた風もなく、投げ捨てた後は一緒にいた妻らしき人と自然と話を続けながら散歩を続けた。川に落ちたゴミは水面に波紋を浮かべながら河口へ向かってゆっくりと流れた。

 妻は特に注意する様子もなかったので、おそらくあの夫婦は日常的にゴミを投げ捨てているのだろうと思った。その人の家がゴミの投げ捨て場になればいいのに。

 勝手な持論で偏見だが、タバコやゴミの投棄をする人は地域清掃やゴミ拾いの経験が無い人だと思っている。溝にはまった吸い殻や、川岸に引っかかったゴミの取りにくさを一度経験していれば、間違っても軽率に投げ捨てることはしないのではないかと思う。

 人が見ていない場面で”正しい”行動(適切な表現かはわからないが)を取れるのが倫理観の1つの側面だと思っているので、そういった行動をとる人は倫理観の欠けている人なんだなと思う。たかがゴミのポイ捨てくらいで大げさかもしれないが、僕にとっては知り合いがそういうことをしていたら今後の付き合いを真面目に検討するレベルのことだ。

 

 少し不愉快な気持ちになって車を動かすと、ツバメが一羽飛んでいるのを見つけた。霧雨が降っていたので車に当たりそうな低空すれすれを飛んでいた。コロナウイルスで世間や経済が停滞していても季節の移り変わりは待ってはくれない。

 

 自分が見たものや感じたものを文章でアウトプットすることはこれからも続けていきたい。自分の物の見方や切り取り方の記録になる。そのうちもっと上手に世界を切り取って文字に出力できるようになりたい。

 

 今日はいつもより少し長く書いたかも

 ではまた。