2020年10月26日

天気:晴れ まさに秋晴れという感じだった。

 

 今日は忙しかったが昨日は本を1冊読むことができた。興味があったけどなかなか読むことができなかった伊坂幸太郎の「陽気なギャングが地球を回す」を、約10年越しに読むことができた。(10年前に読んでおけばよかったと現在は心底後悔している。)

 

 

 私が初めて読んだ伊坂幸太郎の小説は「死神の精度」だった。それまでファンタジーライトノベルに明け暮れ、親の勧めで純文学を齧り始めた中学生の私にとって、ひたすら静かで雨の香りのする世界観は大きな衝撃だったと記憶している。そこから私の読書傾向はジャンルに縛られない乱読の路線に入った。

 伊坂幸太郎の作品は他にもゴールデンスランバー、オー!ファーザー、重力ピエロなどいくつか読んだが、人からおすすめの作品を聞かれた時には「死神の精度」を推している。最初に読んだ時のインパクトが今でも残っているのだ。

 

 

 「陽気なギャングが地球を回す」を端的に説明すると、ひたすらにお洒落でセンスのある包装紙でラッピングされたプレゼントだ。読者は包装にうっとりとし、その後にプレゼントの中身にわくわくしながら包装紙を開いていく。そんな印象をこの小説に対して持った。

 話は完結しているのに続きが気になった。調べると続編が出ているようなので、死神の精度の続編も併せて今年中に読んでしまいたいと思う。

 

 

 いい小説を読んだ後は軽い興奮状態になるし、何かしら文章を書きたくなる。筆の早さもいつもの3倍くらいになっている。(当社比)

 あと2か月ほど残っているが、今年一年は本を読む時間がとても少なかった。読書は強制してやらされるものではないが、今のところ読みたい本がたくさんあるのでもっと意識して読む時間を作る。(読む本はたくさん準備した)

 

 悲しいことに現在本好きが身近にいない。近い年代の人と本の話をしたり、好きな本を勧め合ったりできたらとても楽しいだろうなーと思う。無いものねだりをしてもしょうがないが。

 

 明日は朝からジョギングを頑張りたいと思う。強い意志で臨みたい。走り終わったらご褒美に小説を読むのだ。明日は阿部智里の烏に単は似合わないを読もうと思う。

 

今日はこの辺で

ではまた